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はつらつ団塊世代!東急ストア放火事件犯人ハンター

2007年6月30日開始の老舗ブログです。阿部聡記念精神文化研究所創設者阿部翁はホームレスから青森県五所川原市で阿部鮮魚店を開店し、ネットを通して鮮魚販売を世界中で手広く行ったパイオニアでした。1978年の東急ストア辻堂店火災を起こした藤沢市在住の男は罪を近隣住民のせいにして放火を繰り返しインターネットでデマを流布して逃亡を続けています!阿部翁は東急ストア放火事件で負傷し今も警察と連携して犯人を監視追跡しています。

東急ストア陰謀論 2
以前、当HPで紹介した、警察を一方的に叩くサイトについて、追加情報が見つかったので紹介したい。

消防防災博物館HPより http://www.bousaihaku.com/bousaihaku2/images/exam/pdf/b002.pdf

これは、消防署が当時の現場の状況等をまとめた資料である。事件を報じた新聞よりも格段に詳細について触れている。この資料は一見の価値があるだろう。なぜなら、報道では全ての内容を報じるわけではないからだ。事件の検証等が全て出揃うまでは報道の内容には不正確な情報が含まれることがある。ここで挙げたような資料が世に出る頃には、火事のニュースは速報される性格のものであって、時間を経てから検証される性格のものではないから、間違った報道がされたままで世間から忘れられる場合も多々ある。

この資料を見ていくと、非常に興味深い事実が明らかになる。出火の発見から通報までに30分の間がある。着火されたのはそれ以前と考えると午後4時20分から30分に犯人が着火したことになる。この時間に筆者が東急ストアに買い物に出かけ、当該の寝具売り場で火を扱ったが放火には関係していない、となれば明らかに何かの陰謀が存在すると考えられるが、他のスーパーについては時間帯の記述のあるものがあるが、東急ストアに筆者が立ち寄った時間についての記述は一切無く、筆者に対して陰謀が仕掛けられたと考えるには証拠に乏しい。私たちも、偶然立ち寄った場所が少し時間を置いて大きな事件の舞台になるという場合にたびたび遭遇することがあるが、だからと言ってそれは自分に仕掛けられた陰謀なのだろうか。その場に立ち寄る人数はあまた。その人数分の陰謀が存在している、ということになってしまう。

また、出火原因についても、タバコの不始末か放火か現場検証の結果判別できていない。店内で喫煙は非常識ではあるが、現在よりも禁煙や分煙はとやかく言われていなかった時代である。電車の中にも普通に灰皿があったし、どこでもタバコを吸いたい人は携帯灰皿を持ち歩くという方法もあった。当時の喫煙者の動向から、寝具売り場で喫煙をする非常識なものがいてもおかしくなかったか否かを考証する必要があるだろう。

このサイトの作者は火災現場のフロアから逃げ遅れた子供が一名救助されており、その子供が近所の住民の子供と邪推している。その根拠として、平日(子供は平日には学校に行くからスーパーに来るわけは無い、という意味と考えられる)の夕方に子供が東急ストアに来るはずは無いと主張している。それならば、社会人も平日は仕事に行く日であろうし、その平日になぜ筆者は東急ストアに行ったのか、という主張もできるのではないか。実際のところ、この上の階にも同様に 3名の子供と大人の客が逃げ遅れて救助されており、また火災が起こった4階には逃げ遅れた子供の他に従業員も4名おり一緒に救助されていた。従って、子供の人数の分布としては自然といえ、たまたま逃げ遅れた子供がそこにいたとしても何ら不自然とは言えないのである。

通報の遅れのほかにも、当時の店側の防火対策の杜撰さが被害拡大の原因として報告書で指摘されている。不謹慎な仮定をすると、スーパー側が防火対策をしっかりしたとする。そこで、特定の人物に陰謀を仕掛けるために放火をする者がいたとして、この事件と同様の効果を得られるとは考えられない。5階建ての近代的な設備のスーパーが半焼するまでの被害は、綿密な下見をしても引き起こせるものではないし、ましてや突発的な思いつきでは不可能の領域にあるだろう。どうも、この事件の本質は事件隠しでも何でもなく、迷宮入りになった長崎屋火災のような単なる放火事件だろう。

さて、この警察叩きのサイトには数点気になる部分がある。このHPは、陰謀の全貌を世間に広く公表すると称しながらもメールアドレスや個人の住所・氏名・電話番号などの連絡手段を表示していない。誰でも書き込めるという点で、インターネットで発信された情報は発信主体が明確になっていない限りデマと同様とみなされて相手にされない傾向がある。また、情報の発信が一方的であり、相手の反論の機会を与えていない。相手に反論が出来ない状態を強いながら主張を行うことは相手の持っていない力を振るう暴力行為であり、一般社会では認められていない。筆者がどのような公益性を主張しようとも、一方的に警官の氏名や住所等を公表している行為は訴追に値する。警察から監視される原因は東急ストアではなく、この点なのではないだろうか。

また、筆者は自分のHPの存在が近所の住人に知られていると主張している。そもそも、筆者のHPにはアクセスを解析するツールが仕掛けられていない。何ら物証が無く、発信主体が明確にされていないサイトなのに、どうして知っているという結論になるのか。このHPの内容は延々と放火事件と警察の謀略と称する内容が書かれている。しかし、どの様な経緯で放火事件に至ったかについて、相互に関連の無いことばかりが延々と書かれており、つながりがハッキリしない。本当に、近所の嫌がらせがスーパーの放火に繋がったのであれば、その経緯が誰にでも判然とする形で説明がつけられなければならない。また、公訴時効の終わった事件であり、犯人で無いのになぜ警察からマークされるのだろうか。その点についても説明をつける必要があるだろう。資料や、筆者が正論と主張するHPの仔細を見ていってもこれだけの疑問が生じるのである。今後も筆者は一方的な情報発信を止めないものと思われる。インターネットの世界には、そのようなサイトが多々存在する。
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